fivesquareSHOP BRANDING

つないでゆき、生まれるサークル
そして育つ、おいしいのカタチ

fivesquareさんは、お米・麦・大豆を使い、今までにない飲食業態を開発運営する会社で、
キャッチコピーは「お米をデザインする」です。 
コーポレートロゴは、名前にもある5つの四角=田んぼを表し、もう一つの役割として、
農業と社会、お客さんとお店、人と人をつなぎ留めていく、ボタンとしての意味を込めました。

代表の神尾さんは、地元の山口県岩国市で自社農園を営み、
収穫した作物を、実際に各店舗や商品に展開されています。
「自分で耕し育て収穫し→加工、調理し→お客様に提供しつないでいく」という素敵なスタイルで、
非常に興味深い試みをされています。

初めてお手伝いさせて頂いた飲食店の稲妻(イナズマ)は、「稲の夫(つま)」の意味から生まれた言葉です。
古代、稲の結実時期に雷が多い事から、雷光が稲を実らせるという信仰がありました。
この様な事から、漢字には稲が付けられるなど、店名のイナズマはお米と非常に繋がりが深い言葉です。
ロゴマークも稲妻の形を表した、古来からの意匠である紙垂をモチーフにデザインしました。

イナズマ お米研究所では、お米の可能性を研究しレシピ開発が行われ、
ほぼ全てのほぼすべての料理・ドリンクに「お米」「麹」を使用されています。

次のお店は、“日常のちょっとした時間をバカンスに”という素敵なフレーズにぴったりな、
神戸・三宮の駅前から少し離れたところにある、国産小麦とハードパンにこだわる美味しいベーカリーです。
ロゴマークのキツネは、五穀を司る神様でもある“お稲荷様”をモチーフに、
のんびりバカンス中の親子キツネをデザインしました。

次は専門店、より多くの方にお米を食べて頂き、元気を届けたいと言う思いを込められた、
リゾット専門店の「リゾットスター」。
リゾットスターで使用するお米は自社農園で収穫する、リゾットに適した品種のこだわりのお米です。
そんな取り組みをロゴマークでも表現しました。

最後は、路地裏スタンド アベック、気軽に日本酒を楽しんでいただける酒場です。
そこの看板メニューが、「土楽果(ドラッカァ)」。
この日本酒はなんと、ファイブスクエアさんが自ら作られました。
自社農園で手塩にかけて育てた酒米を、地元の蔵元と共に醸造した特製の日本酒です。

この様に、各店舗ごとにテーマを持ちケーススタディーをされてきましたが、
お米作りからはじまり、農業のもつ可能性を信じるファイブスクエアさんの挑戦は、
これからも続き、どんどん繋がっていくと思います。



Client : 株式会社ファイブスクエア
Art Direction : 古川智基
Design : 金井泰士・村上光・前田悠樹・大松佑衣

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